問題
下図のように、長方形の 2 つの辺に内接する半径の等しい 2 つの円があり、
円どうしも接しています。このとき、円の半径を求めなさい。
解説
求める円の半径を rcm とします。
円と接線ですから、中心と接点を結びます。
基本知識です。
そして、2 つの円の中心どうしも結ぶと下図のようになります。
r を求めるためには、 16cm や 18cm と結びつけるしかありません。
青い点線を延長することで、
水色の直角三角形が内部に見えてきます。
これに三平方の定理を用います。
計算を楽にするために、3 辺をすべて 2 で割りましょう。
12 倍の相似な図形で計算します。
(8−r)2+(9−r)2=r2
64−16r+r2+81−18r+r2=r2
145−34r+r2=0
この 2 次方程式は、幸いなことに簡単に因数分解できます。
(r−5)(r−29)=0
r=5,29
r は明らかに長方形の辺の長さより小さいので、
題意に合う r は 5
よって、
求める円の半径は5cm です。
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