因数分解
展開の次に学習するのは、「因数分解」です。
またまた非常に難しそうな言葉がでてきましたが・・・
「素数」の学習をしたときに、一度でてきた言葉です。
「因数分解」とはずばり!
「因数分解」とは「展開の逆操作」!
なのです。
数学とは厳密さを重んじる学問なので、一切の妥協なく正確に表現すると、
因数分解とは、多項式をいくつかの単公式や多項式の積で表すこと
のようになります。
しかし、堅苦しい表現は具体例を通じて実感が湧いてからでよいでしょう。
「因数分解」とは「展開の逆操作」!
これでOKです。
共通因数でくくる因数分解
2x+3x=(2+3)x=5x
この計算に疑問を持つ人はいませんよね?
中学 1 年生のときに学習した文字式の基本です。
実はこれ、共通因数でくくる因数分解の親戚みたいなものです。
共通因数でくくるとは、同類項をまとめるようなものです。
例1
ax+4a=a(x+4)・・・2 つの項に a が共通
※a を共通因数という。
例2
4x−12y+20=4(x−3y+5)・・・3 つの項に 4 が共通
※4 を共通因数という。
これらの例のように、分配法則の逆の計算処理を、共通因数でくくる、といいます。
もっともっと具体例をみていきましょう。
例3
9xy−6y2
=3y(3x−2y)
例4
5x−10x2
=5x(1−2x)
( )の中を、文字の項、定数項の順に直したいならば、
さらなる変形が可能です。
5x(1−2x)
=−5x(2x−1)
どちらが望ましいか。
うーん、どちらでもOKですよ。
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