座標平面上の三角形
関数 \(y=ax^2\) と図形問題の融合として、非常によく出題される定番パターンを学習します。
解法をきちんと理解した上で、しっかりとその流れを暗記してしましましょう。
例題
下の図で、\(A,B\) は直線 \(L\) と関数 \(y=\displaystyle \frac{1}{2}x^2\) との交点である。
次の問いに答えなさい。
(1)△\(OAB\) の面積を求めなさい。
(2)原点を通り、 △\(OAB\) の面積を \(2\) 等分する直線の式を求めなさい。
解説
△OABの面積
(1)△ \(OAB\) の面積は、下図のように分けて考えるのが楽です。
よって、直線 \(L\) の切片がいくつなのか求めたいですね。
そのために、直線 \(L\) の式を求めましょう。
直線 \(L\) は、\(2\) 点 \((-2,2)\)、\((4,8)\) を通るので、
\(y=x+4\)
と求まります。
よって、切片は \(4\) なので、下図のように \(2\) つの三角形の面積が求まります。
よって
\(4×(2+4)÷2=12\)
△OABの面積を2等分する直線の式
(2)頂点を通る直線で三角形の面積を \(2\) 等分するのは、下図のようになります。
よって、△ \(OAB\) の面積が、原点を通る直線で \(2\) 等分されるとは、下図のようになります。
つまり、もとめる直線は \(AB\) の中点を通るのです!!
\(A\) と \(B\) の中点の求め方は覚えていますか?
\(A\) と \(B\) の \(x\) 座標の平均が、中点の \(x\) 座標
\(A\) と \(B\) の \(y\) 座標の平均が、中点の \(y\) 座標
です。
つまり、\(A\) と \(B\) の中点の座標は
\((\displaystyle \frac{-2+4}{2}\), \(\displaystyle \frac{2+8}{2}) = (1,5)\)
よって、求める直線は、原点と \((1,5)\) を通る直線なので、
\(y=5x\)
と求まります。
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