平面と直線の位置関係 平行、交わる(垂直含む)のいずれか
直線と直線の位置関係 平行、交わる(垂直含む)、ねじれの位置のいずれか
平面と平面の位置関係
空間内の2つの平面の位置関係は
- 平行
- 交わる(特に垂直に交わるかどうかに注目)
この \(2\) 択となります。
交わる場合は、垂直であるか否かに注目することも多いです。
下の図を例に、平面と平面の位置関係を確認しましょう。
面と面が平行
面 \(ABCD\) と平行な面は面 \(EFGH\) です。
この \(2\) つの面をどの方向に無限に延長しても、交わることがありません。
平面を無限に延長するとは下図のようなイメージです。
面と面が交わる
垂直に交わる
面 \(ABCD\) と垂直な面は面 \(ABFE\) です。
垂直でない交わり
面 \(ABCD\) と面 \(DCGH\) は交わっていますが、垂直ではありません。
平面と直線の位置関係
空間内の平面と直線の位置関係は
- 平行
- 交わる(特に垂直に交わるかどうかに注目)
この \(2\) 択になります。
下図の例で見ていきましょう。
面 \(ABCD\) と平行な直線は黄色い線。
面や直線をどれだけ延長しても、決して交わることがないことがわかります。
平行な直線は、必ず平行な面内にある直線です。
面 \(ABCD\) と交わる直線は赤い線と青い線の両方であり、
垂直に交わっている直線は赤い線です。
直線と直線の位置関係
空間内の2直線の位置関係は
- 平行
- 交わる(特に垂直に交わるかどうかに注目)
- ねじれの位置
この3択になります。
ねじれの位置という新しい概念がでてきました。
どのようなものなのか、順に説明します。
交わるかどうかで判定
2直線が交わる
最もわかりやすいの交わる2直線です。
直線 \(AD\) と交わる直線は、下図の赤い線と青い線です。
その中で、垂直に交わる直線が赤い線です。
\(2\) 直線が垂直であるとは、その2直線を含む平面上で考えます
(この平面はただ \(1\) つに定まります)。
あとは、平面での垂直と同じことです。
例えば、面 \(AEHD\) に注目すると、\(AD\)と \(AE\) は垂直なので、
\(2\) 直線 \(AD\) と \(AE\) は垂直です。
2直線が交わらない
交わらない直線は
平行
ねじれの位置
のどちらかになります。
同一平面上にあるものが「平行」
それ以外が「ねじれの位置」です。
直線 \(AD\) に対して、
つまり赤茶色の直線が平行
紫の直線がねじれの位置です。
同一平面上かどうかで判定
ねじれの位置について、上のような見分け方を紹介しました。
しかし、「ねじれの位置」というのは、「同一平面上にない直線」のことなので、
2直線の位置関係の分類として、より適切なものは
1.2直線が同一平面上にあるか、ないか。
ないならば「ねじれの位置」
2.同一平面上にある2直線において、交わるか交わらないか。
交わらないならば「平行」
となります。
あまりこだわる必要はありませんが。
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