読んでるだけでは、上達しない
基礎、標準、応用とおおまかに3段階にわけて中学数学の学習方法について説明してきました。
その3段階すべてに共通の、最重要な心得をかきます。
数学は、実践すべし。
教科書や解説を、読むだけでなく、自ら手を動かして学習するべし。
たくさんのノートを使ってください。
自分の手を使って、たくさん書くことが重要です。
- 計算する
- グラフをかく
- 図を書く
これらを面倒がっていけてはいけません。
どれだけの量、ノートを汚したか。これがあなたの数学の上達に直結します。
サッカー少年のサッカーボールやスパイクのようなものです。
ボロボロになるまで練習したのか、ピカピカなままなのか。
大量の実践のみが、上達をもたらします。
解説を読んで、わかったつもりになって、それで学習を終えている人がとても多いのが現状です。
それでは、数日後にまた同じ問題を解くことができないということになります。
必ず、自分の手で、白紙に、解答を再現します。
丸写しはしてはいけません。
自分で考えながら、順を追って進めていけないものを、意味もなく写しても時間の無駄です。
解説を見てもOKですが、その後に必ず、解説を見ないで解答を作成できるか自分を試します。だめならまた解説を読みましょう。
まったく解答を作成できないのならば、もっと基礎からやり直さないといけません。
その問題を学習しても、無意味です。基礎の部分が抜けている証拠なので、急がば回れで基礎固めを徹底しましょう。
また、計算や図はあまり小さく書いてはいけません。
計算ミスの原因にもなります。
また図が小さすぎると、その図に新たに情報を書き込みづらくなります。
書き込んだ情報が読みにくいがゆえに、解法の糸口が掴めないことも起こります。
大きく丁寧にかいて学習していきます。
たくさん練習を積んでいく中で、スピードアップや省略の加減がつかめますし、
むしろ練習をしないと加減も何もあったものじゃありませんね。
まとめ
中学数学の学習とは
コツコツと正しい努力を積み上げること。
正しい努力とは、自らの手を動かす、実践演習をすること。
これに尽きます。
学習内容は相互につながっているため、基礎からの積み上げが重要です。
※独立した10000個の事柄の暗記をする。そのようなクイズ王を目指すような努力ではありません。
決して、「発想力」のような雲をつかむような得体のしれないものを鍛えてようと思わないでください。
目の前にある教科書をきちんと学習していくことがすべてです。
そしてそれこそが「発想力」を鍛える唯一の道なのです。