代わりに入れる
連立方程式の解き方は2 種類です。
加減法と代入法です。
加減法はマスターしましたか?
続いて、連立方程式の解き方の2.代入法を学習しましょう。
例題1
次の連立方程式を代入法で解きなさい。
{3x−y=2y=x−4
解説
「代入」とは「代わりに入れる」ことです。
つまり、 y の代わりに、それと等しい x−4 でもいいじゃないか、ということです。
つまり
{3x−y=2・・・①y=x−4・・・②
①式に②を代入すると
3x−y=−23x−(x−4)=2・・・これを解いていく2x+4=2・・・両辺を2で割るx+2=1x=−1
これを①式あるいは②式に代入すると、 y が求まります。
どちらに代入してもかまいません。
②式に代入すると、
y=(−1)−4y=−5
よって
{x=−1y=−5
代入するときは、必ず( )をつけます。
符号ミスを防ぐためです。
代入のための等式の変形
例題2
次の連立方程式を代入法で解きなさい。
{−2x+5y=115x−2y=4
解説
これ、加減法で解いてはいけないんですか???
高校入試では、解き方に指定がつくことはほぼないと言えます。
加減法でも代入法でも好きに解けばいいんです。
なんとなくあてはめたら解が見つかった!でもかまいません。
しかし、中学の定期テストなどで、解法が指定されたならば、
指示に従って解くしかないですね・・・
ということで、ここでは代入法で解きましょう。
{−2x+5y=11・・・①5x−2y=4・・・②
2つある式のうち、どちらの式でもかまいません。
x= の形に、あるいは y= の形に変形します。
①式を x= に変形します。
−2x+5y=11−2x=−5y+11x=2.5y−5.5
これを、②式に代入します。
5x−2y=45×(2.5y−5.5)−2y=410.5y−27.5=410.5y=31.5y=3
これを①式あるいは②式に代入すると、 x が求まります。
どちらに代入してもかまいません。
①式に代入すると
−2x+5y=11−2x+5×3=11−2x=−4x=2
よって
{x=2y=3
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